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2025年
0513

林学院長の特別講演について



2025年5月13日、古賀国際看護学院・学院長 林明宏(新古賀病院・名誉院長)が、韓国の姉妹校である建陽大学で特別講演を行いました。


同大学の学生や職員を対象に開かれたもので、さまざまな学部の学生や職員など熱心に聴講しました。


林学院長は、アジア諸国と連携し、質の高い保健医療を共同で構築していく上での現状と課題について講演。EUの医療共同体の特長と、アジア間における医療共同における問題点を比較し、建陽大学の学生さん達と、問題解決に向けてさまざまな意見をかわしました。



講演では、医療従事者の国際化の重要性も強調。


外国人の医療従事者が、日本で働くことで、異文化間の医療知識や経験が混ざり合い、医療の質があがることが期待されます。しかし、看護師国家試験には高度な日本語能力が必要であり、将来的には国家試験の多言語化などを考える必要があると提言しました。



↑韓国・建陽大学名誉総長(中央)と学生さんと共にガッツポーズ!



↑建陽大学看護大学 大学長・イム先生と林学院長。
イムという姓は日本語で林という意があり、同じ姓で意気投合の二人


特別講演終盤に、「アジア間で、EUのような共同体制を構築することは現実的にハードルが高いですが、まずは韓日の緊密なコラボレーションが重要です」と論じました。本講演が、これからの日韓・医療交流の一助になることを願っています。


 


 


また、618日は、母校・修猷館高校にて「医師への道と現代医療の課題」と題し、医学部を目指す後輩たちへ講演を行いました。



↑医師を目指す後輩たちと一緒に!



分子標的薬や免疫チェック阻害薬を使用した最新のがん治療や、手術支援ロボット・ダヴィンチ手術、経カテーテル大動脈弁留置術・TAVI(タビ)といった先進医療の紹介、医学部学生のアンケート調査結果を紹介しながら日本の医学教育と医師研修制度について医療者ならでは視点で語りました。


さらに、医療現場が抱える現状と課題と称し、医師の働き方改革への取り組みと実態、医師偏在や診療科の偏りといった、医療の現場が抱える現状と課題についても講演しました。


講演後は、「国境なき医師団に入りたい、必要な資質は?」「命を預かる責任で疲弊することがあるか?」など、高校生から寄せられたさまざまな質問にも回答。医師を目指す後輩たちと語り、笑い合い、実り多い講演になりました。


 

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